平成20年の中教審答申「学士課程教育の構築に向けて」において、「教員の人事・採用にあたっての業績評価について、研究面に偏することなく、教育面を一層重視する」ことが明記され、中でも、「授業改善に向けた様々な努力や成果を適切に評価する観点から、教員が教育業績の記録を整理・活用する仕組み(いわゆるティーチング・ポートフォリオ;TP)の導入・活用を積極的に検討する。」と述べられている。TPとは、教員本人が自らの教育活動について振り返り、その内容を裏付ける根拠資料とともに構成される文書のことである。教育実践について、量的な指標にとどまらず、より多角的・包括的な視点から評価することが求められる中、注目されている方法である。また、自己評価・自己省察を中心としつつ、さらなる授業改善・教育改善につながる活動とも言え、評価と改善を同時に進める手段としても注目されてきた。平成23年度からは、文科省によるTP導入についての調査も開始されている。
本FDでは、教育活動を質的にとらえ可視化できるTP作成に向けて、自身の教育活動を振り返る方法について体験的に学ぶ。同時に、参加者同士が授業や教育活動について共有・議論しながら、カリキュラムとしての一貫性・整合性に向けた改善、全学的な教育の改善へとつなげていく。
1.日 時:令和4年9月22日(木)13:30~16:15
2.場 所:Zoomによるオンライン開催
3.対 象:本学専任教員・兼任講師
4.概 要:講師に、東京大学教授、栗田 佳代子氏をお招きする。
■プログラム
13:00~ 入室開始
13:30~13:35 開会挨拶 伊藤 正明 学長(録画)
13:35~13:40 講師紹介 苅田 修一 高等教育デザイン・推進機構副機構長
13:40~16:10 研修 栗田 佳代子 氏
16:10~16:15 閉会挨拶 鶴原 清志 理事、高等教育デザイン・推進機構長
(司会・進行役:高等教育デザイン・推進機構スタッフ)
5.申 込:令和4年9月16日(金)までに、下記microsoft formsより
お申込みください。
URL: https://forms.office.com/r/GfZNvKNi0E
お申込み受付後に、当日のZoomご招待情報等を御案内します。
6.準備物:・当日はZoomでの研修となります。
参加者同士で画面共有を行いながら議論します。
・Google Driveにアクセスできるようご準備ください。
7.主 催:高等教育デザイン・推進機構
(問い合わせ:fd@dhier.mie-u.ac.jp)